平成20年8月20日（水）
議員事務所 役員研修会として年に1回「観劇」にいっています。
ここ数年は大阪吉本新喜劇が続いていましたが、今年は地元名古屋の大須演芸場に決定。
昭和40年8月にオープンした大須演芸場
1965年（昭和40）のオープン以来常設の寄席として親しまれ、かつてはビートたけしなども舞台に立った。
この40年の間に経営困難で何度となく閉鎖を迫られていたが、奇跡的にも今日まで免れてきました。
昭和45年ごろ、演芸ブームで寄席が増えすぎて次々につぶれ、この大須だけが生き残り。
その後放漫経営の結果、芸人のギャラが滞りだした。
昭和53年、経営危機が訪れたが、徹底したリストラを断行。
社員以外の従業員は全て解雇。
あとは芸人が切符を売ったり掃除をしたりして危機を乗り越えてきた。
昭和60年、裁判所より執行官来る。 営業取り消しへ。
平成12年7月、競売へ掛けられる。
平成12年１０月、大須演芸場の理解者がオーナーに。危機脱出。
この建物、地主は別で改築もできない。
建物だけの大須演芸場にそれほど買い手が現れる筈もない。
ところが、大須演芸場は本当に運が強い。
毎年12月はロック歌舞伎に1ケ月貸しているが、そのロック歌舞伎の主催者から、
もし大須が人手に渡ると、ロック歌舞伎が公演できなくなる。
そこでロック歌舞伎の支援者が落札し、寄席の営業も今まで通りとなった。
前振りが長過ぎるようですね（笑）
そんな歴史がある「大須演芸場」ご覧ください～～♪
40年の歴史ある貴重な演芸場、いかがでしょうか～ 入口で予約したお弁当を受け取って入場
2007年6月、テレビ番組の企画でその窮状を知った落語家の笑福亭鶴瓶（過去、大須演芸場への出演歴あり）
が無報酬で公演を引き受け、売り上げ金は施設の改修などに費やされた。
去年リフォームしたとはいえ、見える範囲の簡単な補修。天井はシミやらはがれているところやら（笑）
楽屋通路の壁には１９７５年に書かれたであろう明石さんまの落書き（サイン）があり、そこには「今日も客なし 明日は？」と書かれていると。
でも、昭和にタイムスリップしたようで、皆さん和やかに開演を待っています。
そう、お弁当食べながら♪
①上方落語 露の団姫 ②マジック 鳥居 克次 ③落語 雷門福三
団姫（まるこ）さんや福三さんが、大須演芸場の歴史を話に取り入れて教えてくれました
昨日のお客は三人で一人のときもあり、ゼロの日もあると～（笑） こんなに入ったのは正月以来だって～（笑）
そして、４０年も経っている演芸場。当然耐震工事もしていない。
建て直したくても、最初に潰すお金が３億円以上かかると。
だったら、東海地震で潰れるまで待っていようと結論が出たそうです（爆）
④キングレコード 上野 千春 ⑤漫才 なんぺい＆さやか ⑥上方落語 露の 団六
千春さんは、パッと見６０代 トークが面白く、パンチの利いた歌声でした。
なんぺい＆さやかさんはご夫婦で、テンポあるボケと突っ込みで笑わせてもらいました
団六さんは、静かな落ち着いた物言いで、淡々とした話しぶりに貫禄を感じました。
休憩時間になったら賑やかに売り子さんが回っている
どこかで見た顔と思ったら・・・前座で出ていた「なんぺい＆さやか」さんだった～～～。
とても愛想がよく、ポーズも作ってくれました♪
休憩の後は ⑦ジャグラー あおき三朝・うたこ ペアー
大きなお手玉を軽々と♪ 日本式と西洋式のお手玉の違いも披露。
そしてみごとなジャグラーを見せてもらいました♪
そしていよいよ。。。
⑧上方落語 露の 団四郎 怪談
内容は・・・書くと長くなる～～～（笑）でも簡単に。。。
病弱な旦那の看病に疲れた奥方が浮気をし、浮気相手に旦那を不意の事故に見せかけて殺させ二人で逃亡
殺された旦那が隠し持っていた財産の在りかを、間男は知っていた。
二人の生活も順調になったころ、その間男が浮気。
邪魔になった奥方を殺し、隠してあった財産を掘り起こしているとき幽霊が出現。
というような物語。。。
この暗転にはびっくり。
そして、舞台に目を凝らしているとき・・・・・。
いきなり、最前列にいた私と奥さまの目の前に、別の幽霊が現れて～～～～！
二人で悲鳴をあげました（笑）
そして会場に明かりが点き終了。
怖かったけど楽しかったです～～～(^O^)／
その後
大須界隈を散策とショッピング
観音さんへお参りして 鳩と遊んで 帰宅いたしました～♪
大須演芸場
場 所：〒460-0011名古屋市中区大須2-19-39
TEL052-221-1782～3
交通機関：地下鉄鶴舞線大須観音下車徒歩5分
ぜひお越しくださいませ(^O^)／
見て下さってありがとう～
。。。マリヤン。。。
